Java3D をはじめよう


Java3D の概要説明です。

モード / 座標系 / 戻る / トップページ


モード

Java3D のグラフィック処理では 3 つのレンダリングモードがあります。 Immediate Mode, Retained Mode, Compiled-Retained Mode です。 同じ処理をするにもこの 3 つの方法があり、 それぞれ長所短所があります。
 
Immediate Mode は 1 つの物体の表示などの 簡単な機能のみが用意されていて、 プログラマーはそれを使って複雑な処理を書いていく方法です。 描画タイミングの制御など最も融通が利きますが、 最もプログラマーに負担のかかる方法でもあります。 自分でレンダリングエンジンを書きたい人は このモードを使いましょう。
 
Retained Mode (Compiled-Retained Mode) は SceneGraph という木構造を利用する方法です。 プログラマーはその SceneGraph を制御する事で 3 次元処理を行います。 Immediate Mode よりも簡単でわかりやすく、 きれいなプログラムが書けます。 特別な理由がないのであればこのモードを使った方がよいでしょう。
 
Compiled-Retained Mode は SceneGraph を実行時にコンパイルすることで 高パフォーマンスを獲得する Retained Mode です。 以後、特に断らない限り Retained Mode と書いたら Compiled-Retained Mode も含まれると考えてください。

座標系

Java3D で使われる座標系は右手系で、 画面に向かって右方向が x 座標の正、上方向が y 座標の正、 画面から手前方向が z 座標の正です。

戻る