Java3D のインストール


Java3D をインストールして実行できる環境を整えるまでです。

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Java3D とは

Java3D は Java による 3 次元グラフィクスや 3 次元音響を実現するパッケージです。 最新バージョンは 1.4.0 正式版です。
 
Java3D を使って 3 次元グラフィクスや 3 次元音響のプログラムを書く事で プラットフォーム非依存の 3 次元処理ができます。 もちろん 3 次元処理機能を持つハードウェアがある場合、 その機能を利用してくれるので高速処理が可能 (なはず) です。
 
この Java3DTips では主に 3 次元グラフィクスに関する説明を中心に書いていきます。

動作環境

Sun から正式リリースされているものは Windows 2000 / XP と Linux, Solaris/Sparc, Solaris/x86 で動作します。 Java3D にはネイティブコードが含まれているために その他の機種は対応していませんが、 Java3D 対応機種の範囲で Write Once, Run Anywhere は保たれています。 また、Java2 SDK, Standard Edition 1.5.0 以上が必要です (Solaris/x86 以外は 1.4.2 でも動作しますが、1.5.0 以降が推奨されています)。
 
Windows は OpenGL 1.2 以上で動作します。 また、システムプロパティの値を変えることで、 オプション機能として DirectX 9.0 以降で動作させることもできます。
 
Linux は OpenGL 1.2 以上と、GLX 拡張 1.3 以上が使える環境で動作します。

ダウンロード

次のファイルをダウンロードする必要があります。
 
Java3D 1.4 (Java3D API 1.4)
Java3D 本体です。
 
Java2 SDK, Standard Edition
Java3D での開発・実行に必要です。 Java3D 本体よりも先に PC にインストールする必要があります。 JDK 1.2〜1.3 の間では古いバージョンの Java3D はしか使えません。
 
以下のファイルはダウンロードしたほうがよいものです。
 
Java3D 1.4 API マニュアル (Java3D 1.4 Implementation Documentation)
Java3D 本体と同じページから API マニュアルをダウンロードする事をお勧めします。
 
Java3D 1.4 サンプルソース (j3d-examples-1_4_0-src.zip)
サンプルプログラムのソースファイルをダウンロードする事をお勧めします。

インストール

インストール手順はいたって簡単です。 JDK をインストール後、Java3D のインストールプログラムを立ち上げて、 手順に従うだけで済みます。
 
この時、Java3D のインストールプログラムは、Java 実行環境 (各バージョンの JDK, JRE など) を自動で探してその実行環境それぞれで Java3D が動くように設定を行っています。 そのため、Java3D のインストール時に発見できなかった Java 実行環境では Java3D は動作しません (普通は全て検出してくれます)。
 
また、同様の理由で、一度 Java3D をインストールした後に、 新たな Java 実行環境がインストールされると、そちらでは Java3D が 動かなくなりますので、注意してください。 JRE/JDK のインストール・バージョンアップをしたら、 パス情報が変わるので、Java3D を再インストールしましょう。

動作確認

無事にインストールできたら、デモを実行して動作確認をしてみましょう。
 
こちら の サイトの "HelloUniverse" をクリックしてみて下さい。 Java Web Start が起動して、サンプルをダウンロードして実行されます。 インストール・実行を正しく行うことが出来ていれば、 立方体がくるくると回るデモが表示されるはずです。

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