i-mode 用ページの書き方


i-mode 用ホームページの書き方についてです。

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i-mode 用ホームページの書き方は基本的に Docomo ホームページの DoCoMo Net - 製品・サービス - i-mode - iモード対応HTML Version1.0-2.0-3.0タグ/画面イメージ対応表 に従って、対応しているタグを使えば書けます。 申し込みをすれば iMenu からリンクされることもあるようです (もちろん それなりのコンテンツ でなければいけませんが)。
 
特にこのページの中の iモード対応HTMLの考え方 を参考にしましょう。
 
このページでは上記のページに書かれていない情報を載せていきます。

CGI での注意点

通常のホームページの CGI では何気なく使っている機能のうち、 いくつかは i-mode では使えないものがあります。 順番に挙げていきます。
 
Location: ヘッダ
 
Location: ヘッダの相対パスは処理してくれないようです。 CGI で Location: ヘッダを出力する場合は絶対パスで出力しましょう。 また、Content-type: ヘッダは必須項目なので、 サーバーが補完してくれない場合は Content-type: ヘッダも出力する必要があります。
 
環境変数 HTTP_REFERER
 
CGI へブラウザなどの情報を渡すのに環境変数が使われますが、 そのうちリンク元を表す HTTP_REFERER は渡されません。

HTML での注意点

mailto リンク
 
i-mode 用ページで時々、「友達に紹介する」と書かれた リンクを見かけることがあります。 これを選択するとホームページのアドレスを本文に組みこんだ メール作成画面が開くようになっています。 i-mode 端末では URL のコピー&ペーストを行うためには手間がかかるため、 このようなリンクが用意されていると便利です。
 
このリンクの書き方は通常の HTML のように
    <A HREF="mailto: ?body=http://www.antun.net/">友達に紹介する</A>
と書けば良いのですが、i-mode 端末では注意が必要です。
 
"mailto:" と "?body=" の間に空白を 1 文字書かないと リンクされない機種があるためです。 私の知っている限りでは D502i がこれに当ります。
 
また、"?subject=" に漢字を含むとリンクされない機種もあるようです。 漢字は「%8a%bf%8e%9a」のようにエンコーディングしておけば大丈夫です。
 
絵文字
 
ホームページをよりよくするためには絵文字を使ったほうが良いのですが、 そのままではパソコンではその絵文字を表示することが出来ません。 サンセール【中国情報】 に絵文字を表示できるようにするフリーウェアがありますので、 活用するといいと思います。
 
エミュレータ
 
ACCESS から 携帯電話のエミュレーター Compact Net Front の評価版を含む Demo Package (CD) の注文が無料でできます。 実際の携帯電話のブラウザも同社が開発しており、 これで確認すれば限りなく実機と同じ表示ができて便利です。
 
パケット代
 
パケット代は 1 パケット = 128 byte = 0.3 円 です (FOMA では 1 パケット = 128 byte = 0.05 円)。

メールでの注意点

文字数制限
 
i-mode で使えるメールには 全角 250 文字 (500 byte) までという制限があります。 近いうちに全角 2000 文字まで可能になる (自動的に全角 250 文字ずつ分割されて送られる) と発表されていましたが、 今のところ実現されていないようです。 そのため、しばらくは全角 250 文字と考えたほうが良いと思います。
 
半角カナ・絵文字
 
また、i-mode でよく使われる半角カナや絵文字の扱いが結構やっかいです。 ユーザーに入力してもらった文字を 別の人にメールで送るような場合、 半角カナや絵文字をうまく処理しないといけません。
 
半角カナは一般に通常使ってはいけないといわれているように、 文字化けの原因になりやすいものです。 i-mode では文字を少しでも多く表示できるようにと 半角カナが使えるようになっているため、 ユーザーが半角カナを入力したら 全角カナに変換したほうが良いと思います。 特にメールのタイトルに半角カナを使うとかなりの確率で化けます。
 
絵文字の正体は外字なので、 メールサーバーが漢字に対応してさえすれば問題ないように思えますが、 どうやら時々絵文字が化けてしまう環境があるようです。 i-mode 対応メール転送サービスでも絵文字が化けてしまうことがあるため、 何か別の影響もあって化けてしまうのかもしれません。
 
どうやら調査の結果、 i-mode 間以外のメール送信では絵文字が化ける (「〓」に置きかえられてしまう) 可能性があるようです。 インターネットを構成する計算機の全てが外字 (=絵文字) に対応しているとは限らないようです。 つまり、ホームページとして存在している以上、 絵文字が化けてしまうことは避けられません。 また、メール転送サービスを使うとその可能性は高くなります。 いずれにせよ、絵文字は化けてしまう可能性があることは 注意しておきましょう。
 
また、2000/6/22 以前に販売された SH821i では メールの本文冒頭部分が欠落するバグがあるそうです。 1 行の長さが全角 32 (64 byte) 以上で、 その行の中にメールアドレスの文字列がある時 (アドレスの前後に半角の空白がある時 (?))、 さらにいくつかの条件が重なった時に起こるようです。

他の携帯の場合

参考までに他の携帯の Web 閲覧サービス用の ページの書き方を調べて見ました。
 
J-SkyWeb は J-Phone 東京の SkyWeb のページにあります。 スカイウェブサービスセンターが C-HTML (imode タグ) を J-Phone で見れる形式に自動変換してくれるので、 i-mode と同様に同ページに書かれている対応タグを使用すればよいようです。
 
EZWeb は au の EZweb ホームページを作ろう! のページにあります。 こちらは HTML に似た独自仕様の HDML を使っているため、 サーバーが HDML に対応していなければなりません。 しかし、ある程度であれば EZweb ゲートウェイが C-HTML (imode タグ) を 変換してくれるようです。
 
ドットi は アステルの 仕様公開 のページにあります。 i-mode 同様、HTML のサブセットをサポートしています。 位置情報サービスを利用することができ、 通信している基地局の緯度・経度情報を使ったサービスが提供できます。
 
H" は DDI POCKET の オープンネットコンテンツ のページにあります。 わずかに HTML のタグをサポートしていますが、独自仕様のようです。 コンテンツ簡単作成ソフトが提供されています。

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